婚姻費用の支払義務

婚姻費用は別居後の生活費に関する問題です。

婚姻費用は,いつからいつまで請求できるのか整理しました。

婚姻費用請求権の発生時期

婚姻費用の分担は,過去に遡って請求することができます(最大決昭40.6.30民集19巻4号1114頁)。

そこで,具体的にいつの時期から婚姻費用を請求することができるかが問題となります。

婚姻費用請求権の始期は,裁判所の合理的な裁量によって決まっていますが,裁判例等を見ると,概ね以下のように整理できます。

①   別居時

②   請求時①(調停や審判の申立前に当事者間で請求していたことが証明できる場合はこの請求時)

③   請求時②(上記証明ができない場合は調停や審判の申立時)

したがって,婚姻費用分担請求調停を申し立てた時からしか請求できない,というわけではありませんので注意しましょう。

婚姻費用の終期

婚姻費用請求権の終期は,「別居の解消または離婚に至るまで」とすることが一般的です(調停や審判でもこの条項を入れることが通常です)。

もっとも,将来事情が変わる可能性が高い場合には,終期を一定期間経過後に明記する例もあります。

結語

婚姻費用分担請求権は,いつからいつまで認められるのかは,具体的な事実関係によっては変わる場合もあります。

個別の事案に応じて変わる余地がないか,十分に検討しましょう。

④婚姻費用に関する解説はこちらをご覧ください

婚姻費用とは

婚姻費用の支払義務

婚姻費用分担請求に対する反論

 

 

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