熟年離婚で注意すべき点は、離婚後の生活設計の見通しを立てておき、助けてくれる友人・家族などを確保しておくことです。
職能のある女性でしたら経済面ではそれほど心配がないかもしれません。
しかし、専業主婦などの方は、離婚給付で十分な額を確保する必要があります。
離婚を切り出す前から相当な準備をしておきましょう。
例えば、亭主関白な夫婦でしたら、普段から小型録音機を携帯しておき、夫の暴言などを録音しておけば、慰謝料において増額が主張できます。
また、DVがあったときは、傷痕の写真を撮り、医院で診断書をもらっておくなどの方法もあります。
何かしら証拠を残しておくということに常に気を配っておくべきです。
また、人的な繋がりも重要です。
熟年離婚では、親族の賛同が得られにくいことが多い傾向にあります。
経済的に生活していける見通しがついたとしても、病気や事故など、何が起こるかわかりません。
そのようなときに家族・友人に頼れるようにしておくのも重要なポイントです。
特にお子さんの支援が得られれば心強いですし、老後の一人暮らしは寂しいものがあります。
お子さんとの同居などもできないか事前に打診しておくことも考えておきましょう。
その他ご心配な点がございましたらお気軽に当事務所にご連絡下さい。