医師というお仕事は、激務かつ高給で知られています。そのせいか、夫婦間もうまくいきがたいようで、医師の離婚率は通常の倍以上の高さがあるようです。
夫婦の一方が医師の場合、離婚には通常の世帯とは異なる問題が生じます。
まず、最も基本的な問題として、医師の収入が高額であるため、配偶者が離婚に応じようとせず問題がこじれ、複雑化、長期化することが多くあります。
また、財産分与の際には、その夫婦の共有財産が一方が医師であるという特殊能力に基づいて蓄財されたものが多いため、単純に2分の1にするべきか、するべきではないとしてもどのように算定するかという問題が生じます。
さらに,開業医の方は,医療法人財産の分配、開業準備資金の出資者の問題、従業員である配偶者の雇用問題、事業承継者を求める医師側の子どもの親権争い、養育費算定の問題なども生じる可能性があります。
医師の離婚問題には特有の問題が多数ありますので、離婚分野に強い専門家にご相談ください。
当サイトでは、医師の離婚問題について特に注意しなければならない点をいくつかご紹介いたします。