熟年離婚し、新しい再婚相手と共に過ごす道を選んだ場合に、避けられないのが葬儀、相続の問題です。
残された人たちの人間関係が複雑になり争いが起こりやすくなります。そのような争いを防ぐために、葬儀についても、相続についても、しっかり前もってどのような方法で行うべきか、自分の意思をはっきりと決めて表明できるようにしておきましょう。
特に相続についてはぜひとも遺言書を書いておくべきです。
再婚相手及びその子供と元配偶者との子どもに相続分の差異を設けるか、どの財産を誰に相続させるか、遺言書で詳しく示しておきましょう。
無益な争いを予防しておくことは残された人々に対する最低限の配慮です。
葬儀についてもその費用の支出元、葬儀の方式について遺言書に書いておきましょう。
残された人にとっても指針があるとやりやすいものとなります。
遺言書の作成については専門家のサポートを受けておくと確実です。
それでも揉めてしまいそうな場合、相続を取り仕切る執行者に弁護士を選任しておくことも可能です。
熟年離婚後の相続はえてして紛争化することが多いため、できるだけ入念に準備しておきましょう。